漁獲から出荷までの鮮度管理
「いきいき七尾魚」は鮮度保持を行い、尚且つ鮮魚を衛生的に出荷を行うために20項目以上を定めた「衛生管理マニュアル」を作成しています。“素早く沖〆め”、“きちんと鮮度管理”を実践し、能登・七尾の海から全国に「新鮮で・美味しく・安心な鮮魚」をお届けするため、日々取組んでいます。
シャーベット氷
シャーベット氷は従来の氷に比べてサイズが非常に小さく、魚を全体均等に包み込みます。このため、魚を弱らせる前に短時間で冷却締めを行い、鮮度を保つことができます。
- シャーベット氷は、丸みを帯びた表面をもった極めて微細な粒子で構成されています。
- 海水を使用することで、微細小売粒子は温度が-1.8度から-2.4度の過冷却塩水中に分散され、流動性のあるシャーベット状になります。
- 微細な粒子であるがゆえに、魚体のあらゆる面で緊密な接触をし、迅速な冷却が可能となります。
- シャーベット氷は、やさしく穏やかに魚を包み込みます。通常使用されているかたいブロック氷では、魚体に傷やダメージを与えてしまいます。
滅菌冷海水装置
滅菌冷海水とは、殺菌のために強い紫外線(30,000マイクロWS/cm2)を照射した低温海水です。塩素やオゾンを使った殺菌とは異なり有害副生成物を生じないので、水質はもちろん、魚介類に悪影響を及ぼしません。
漁港や水産市場において注意しなければならない食中毒細菌には、腸炎ビブリオ菌のほか、サルモネラ菌や病原大腸菌、ブドウ球菌等があります。腸炎ビブリオ菌は、比較的紫外線に対して弱い菌ですが、サルモネラ菌や病原大腸菌は、それよりももっと強い紫外線耐性があります。そこで、これらの細菌汚染から魚介類を守るために30,000マイクロWS/cm2以上の紫外線照射量が必要となります。