定置網と言う漁法
富山湾には大小約150もの定置網が敷設されており、四季を通じて回遊性の魚を主として多種多様な魚が漁獲されます。岸から沖合い1~2キロメートルに設置された定置網は、鮮魚を漁獲して素早く出荷することができることから鮮度保持に優れており、滅菌海水や海水シャーベットの沖〆めで品質劣化に対応しています。
もう一つ定置網漁法が注目を集めているのは、他の漁法が魚群を根こそぎ漁獲しているのに対して、定置網は全てを漁獲せず一部を逃がすことで資源保全を行っていることです。併せて、網目の拡大や種苗放流と言った漁業者が主体となった資源回復への取組みも行われています。