寒鰤大敷網 有限会社
富山湾で400年以上前に始まったとされる定置網漁法で、歴史の中で改良が加えられてきました。網を一定の海中に常設しておき、回遊魚を待って漁獲する漁法で、現在、富山湾の総漁獲量の7割以上がこの漁法によるものです。一つの網の大きさとしては日本一の規模を誇っています。
その中でも最も大仕掛けの大敷網は、沿岸から約2~4kmの沖合、水深10~100mの海中に敷設されます。その仕組みは魚を誘導する「垣網」、魚が最初に入り、回遊する溜り場「角戸網」、魚を獲りあげる「身網」、入りすぎた魚を網に残す「落し網」など、それぞれの機能を持った各網が巧妙に組み合わせてあります。一網打尽式の網とは異なり、網目を調整し小さな魚は逃がしつつ「捕った魚をなるべく傷つけず、生きたまま水揚げできる」ように工夫された環境に優しい漁法です。
この優れた漁法も説明するものがなく、2014年本州定置網では初のマリンエコラベルジャパン(MELジャパン)の生産段階認証を取得することで説明に至った。
捕えた魚は船上で「血抜き活〆」し、その魚にMELのラベルを付して出荷している。このように「寒鰤大敷網有限会社」は海外のマーケットや東京五輪2020に向けて先行した取り組みを行っている。
うまい漁師がここにいる!
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岩崎 理紀(いわさき りき)30歳 副船頭、計量、浜売り(漁師歴12年) 目標:昔の人が大事! 掲載情報は2016年現在のものです。
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佐藤 義嵩(さとう よしたか)34歳 網揚げキャッチャー(漁師歴2年) 目標:第3光栄丸を操船したい! 気をつけていること 掲載情報は2016年現在のものです。
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宮 民生(みや たみお)38歳 網洗い(漁師歴1年) 目標:とりあえず1個ずつ! 漁師になって思うこと 掲載情報は2016年現在のものです。
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マリンエコラベル認証
マリンエコラベル認証制度とは、水産資源の持続的利用や生態系の保全を図るための資源管理活動を積極的に行っている漁業者を支援しかつ、消費者をはじめとする関係者の水産資源の持続的利用や海洋生態系保全活動への積極的参加を促進することを目的として、新しいエコラベル制度を設ける。
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行長 聖35歳 副船頭、鮮度管理、資源管理(МEL)(漁師歴14年) 目標:寒ブリ以外でも鮮度管理を! 気をつけていること マリンエコラベル認証シール等の効果 掲載情報は2016年現在のものです。
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